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プリちゃん(@PriusShota)です!
光と色彩が大好きなアーティストである著者が
「「海外の展覧会へ出展しませんか?」というメールが来たら、引き受ける前に確認しておきたいこと」について書いています。
「海外の展覧会へ出展しませんか?」というメールが来たら、引き受ける前に確認しておきたいこと

「海外の展覧会へ出展しませんか?」というメールが来た時、自分自身の手がけているアートが評価されているような気がして、一瞬嬉しい気持ちになりますよね。
実は先日、株式会社アートクロスのご担当者様からギリシャ・アテネでの展覧会出展のお願いメールが届き、お断りさせて頂いたことがありました。
ブログ経由で、ギリシャ・アテネでの展覧会のオファーを頂いたのだけど、あいにくお断りさせて頂きました。こういう海外展示のオファーって蓋を開けてみれば、アーティスト側が出展料(安くはない)を払わなくちゃいけないことが大半。払わなくてもいいのなら喜んで受けたのだけどね。日々精進です😌 pic.twitter.com/40bRU6D9ma
— プリちゃん @京都個展11/21-26 (@PriusShota) July 29, 2019
ただ、こういうケースは向こう側の営業目的で連絡していることがほとんどなので、「記念展示として、実績の一つとして経験してみたい」のであれば全然引き受けることはありと思うのですが、そうでない場合は一旦少し考えてみることも大事だったりします。
そこで今回は、「「海外の展覧会へ出展しませんか?」というメールが来たら、引き受ける前に確認しておきたいこと」について書いていきますね。
1. アーティスト側が支払う出展料があること

日系企業が企画・運営 or 中間で関わっている展覧会に参加するとなれば、アーティスト側が高い出展料を支払わなくてはいけなくなるケースがほとんど。企業や展覧会によってその額も違いますが、だいたい9万~15万ほどかかります。
(何かのコンペで受賞したり、沢山実績があるアーティストであれば、「是非とも展示して欲しいです!」と無償のオファーを受けることはあるかもしれません。)
例えば、今回のJapan Week ギリシャ・アテネでの展覧会出展料は、会期が迫っていることから15万円。(当初は25万円だったそうです。。) この出展料の内訳は、運送料と美術情報誌ビフロストの掲載も含むとのこと。
※実は最初のメールで、この出展料がかかることは何も触れてこないんですね。私はすぐに勘付いたので、自分から出展料について質問してみて上記の出展料がかかることが判明しました。。
2. アーティストとして望んでいる方向に近づける選択を

確かに何にも海外出展の実績がなくて、一から海外のギャラリーを探して交渉してという一連の手間や労力や、アーティスト側は展示したい作品を用意して送るのみで、あとは全て出展代行してくださることを考えてみると、まだ安いほうだと思います。
只、いくら分割できるとはいえ、日本にある貸しギャラリーで6日間個展を開催できる金額なので、このような展覧会へ参加するには要検討したいところですよね。。。
過去に私は別の企業の案内で海外出展を経験したことがあるのですが、これも本当に同じ手口でありました。その時の私は「ゆくゆくは海外でも活動していきたくて、一つの実績にもなるから挑戦してみたい」という目的で参加しました。
しかし、実際に現地へ向かわずに作品だけ出展した形だったので、展示終了してから手元に届く報告書や、展示模様の写真や、海外の美術評論家の声を知ることができるくらいで、その体験から大きく何かに繋がっているかというと特別何もなかったのです。
そういった自らの体験を踏まえて、「記念の展示として、海外展示経験ありという実績の一つとして」持ちたいのであれば、高い金額を払ってもチャレンジしてみる価値は十分あると思います。
きっと一番大切なことは、「自分自身がどのようなアーティストを目指していて、今の自分にとってその経験が本当に必要なことなのかどうか」を自問自答してみた後でベストの選択をすることなのではないのかなと、私は改めて感じました。
まとめ

今回は、「「海外の展覧会へ出展しませんか?」というメールが来たら、引き受ける前に確認しておきたいこと」として書いてみました。
海外出展もなかなかできることではなかったりもするので、経験の一つとしてはとても良いと思います。
ただ、蓋を開けてみれば、想像以上にアーティスト側が出展料としてお金を支払わなければいけない事実もあったりするので、「今の自分にとってその体験は本当に必要なことかどうか」、自分の内面としっかり向き合った上で選択すると後悔はないですよ。
少しでもプラスになったら嬉しいです!
プリちゃん
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東京在住のアーティスト
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