HSPの特徴を理解して、より自分らしく生きていく

 

Bonjour!

プリちゃん(PriusShota)です!

アーティストである著者が

「HSPの特徴を理解して、より自分らしく生きていく」について書いています。

HSPの特徴を理解して、より自分らしく生きていく

photo by @priusshota

 

みなさんはHSPという言葉を知っていますか?

 

HSP (= Highly Sensitive Person)とは、とても繊細で、敏感すぎる人」という意味です。

 

これはアメリカの心理学者である、エレイン・N・アーロン博士が、The Highly Sensitive Person (邦題ささいなことにもすぐに「動揺』してしまうあなたへ。)という著書で提唱されました。

HSPは病気や弱みでもなんでもなく、生まれ持った心の特徴(=気質とも言われます)

 

実は私はこのHSPの特徴を沢山持っていて、

今に至るまで数多く自身のことに対して悩んできたうちの一人でした。

 

しかし、HSPならではの強みと弱みを知ったことで、今では昔と比べてずっと、より自分らしく生きやすい方で生きていけることができるようになりました。

 

そこで今回は、「HSPの特徴を理解して、より自分らしく生きていく

というタイトルで記事を書きますね。。!

 

 

 

 

1. HSPの大きな4つの特徴 DOES

photo by @priusshota

 

エレイン・N・アーロン博士は『ひといちばい敏感な子』の著書で、

HSPは「DOES」という、以下の4つの特徴に分けられていて、

どれか一つでも当てはまるものがなければ、いくら繊細で感受性が鋭くてもHSPではないと述べられてます。

 

D 深く処理する

O 過剰に刺激を受けやすい

E 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い

S ささいな刺激を察知する

 

私の場合は、以下のDOES項目の内容全てが当てはまっているので、

HSP当事者」とうことになります。

 

ひといちばい敏感な子 子どもたちは、パレットに並んだ絵の具のように、さま [ エレーン・N.アーロン ]

価格:1,944円
(2019/5/13 02:29時点)
感想(9件)

 

2. D = 深く処理する

photo by @priusshota

 

物事を深く考えて、思慮深さがある。

一日中考えていても決して飽きないくらい、想像力豊か。

場や人の空気を深く読み取る。

何かをはじめるときに必要以上にあれこれ考えて時間がかかる。

生き方や哲学に興味・関心がある。

相手の本質を見破ってしまう。

 

3. O = 過剰に刺激を受けやすい

photo by @priusshota

 

人とずっと一緒にいると疲れてしまうため、一人の時間が必要。

監視されているような場所では、ミスを連発する。

例えば、パーティなど大人数が集まる場所では気の使いすぎで、その場では大丈夫であったとしても、帰宅後一気に疲れが出る。

大勢よりも少人数 or 一対一。

相手の反応に傷ついて、しばらく忘れることができない。

人混みが苦手

短期間にたくさんのことしなければならない時、混乱する。

競争させられると、緊張する。

 

4. E = 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い

photo by @priusshota

 

他人の気分や感情、表情・態度に、とても影響を受けやすい。

何かうまくいかなかったときは一人で背負いこみやすく、そこから自己肯定感の低さにつながることが多い。

美術や映画、音楽など、芸術作品に深く感動する。

人が怒られていると自分のことのように感じる。

相手の心情に寄り添える。

ほんの些細なことで、大きく動揺する。

相手を否定したり責めたりするより、自分のことを否定したり責める。

 

5. S = ささいな刺激を察知する

photo by @priusshota

 

五感が鋭く、感受性豊か

空想に耽りやすい

ひらめきが多い。

イメージで物事を捉えている。

直観力に優れている。

臭いに敏感で気分が悪くなる。

チクチクする素材が受け付けられない。

騒音が苦手。

 

6. 心を軽くして生きるために

photo by @priusshota

 

HSPは「生まれもった心の特徴」なのですが、

生きていて理解されにくいストレスを、誰よりも強く感じることがとても多いです。

人口の2割、5人に1人HSPの当事者はいると言われています。

 

しかし、DOESを見ればわかるように、弱みもあれば強みもあります。両方を理解することができれば、弱みから生まれるストレスを減らしつつ、自身の強みを活かすこともできるようになります。より生きやすい方向へ、自らアクションを起こしていくことができるようになります。

 

ここで私の体験をお話しさせていただきますね。

 

私もHSP当事者であることから、周囲から影響を受けてストレスフルに感じることが多い過去でした。はじめはHSPのことなど知ることもなかったので、小さなことに気になってしまう、引きずってしまうことに嫌気がさすほどでした。

しかし、環境次第で自分の精神状態や身体の具合が大きく変わることを実感して以来、できるだけ自分の好きと感じられる居心地が良い環境を整えるようになりました。

そうすることでストレスだらけだった心が和らぎ、体の不調もなくなって、むしろ活き活きした自分自身でいられるようになったからです。

例えば、働く場所もそうですし、プライベートで行くカフェや美容院など、空間は慎重に選びます。今では常に自身の心の状態をチェックしながら、環境を整えるようになりました。

 

 

人付き合いに関しても変わりました。今までは自身の弱さをさらけだすことがずっとできなかったタイプでしたが、自分の弱さを話しても大丈夫な人・理解がある人と沢山巡り会うことができてWEB上にもこうして発信するまでにもなりました。

また、相手に合わす事も大事ですが、自分のペースや自分の時間を確保することも大切なので、必要以上に予定を入れすぎないようにもなりました。

 

人と接すること自体は好きなのですが、大人数だと色々気付いてしまって神経をすり減らすので、基本的に少人数or一対一で会うことがほとんどです。

昔は働くことも四六時中人と接する、接客業が多くて疲労とストレスだらけでしたが、今ではリモートワーク中心の働き方で、撮影も基本一対一で毎日ではないため、ストレスは以前と比べて大きく減らすことができました。様々なスキルを磨いてきてよかったと思いました。

 

 

また、自身の強みを存分に活かしてアーティストとして日々生きていくことができています。作品を創ることは時に苦しいことが多いのですが、美術や音楽などに感動してそこからパッとひらめきが出てきて、自身の心の特徴を強みとして活かすことができています。(このブログ記事の写真作品がそうです)

今では、「五感で楽しめる癒しのアート空間」を個展を各地で開催して、その空間に訪れた方々に癒しをお届けしていきたいと、目標に向かって頑張れているのも、自身の心の特徴から生まれているのかもしれません。

少しづつですが、より自分らしく生きやすい形で、生きることができるようになりつつあるのです。

 

7. まとめ

photo by @priusshota

 

HSPは「生まれ持った心の特徴」なのでなくなることはないのですが、それらを理解しながら次に向けてのアクションは自分自身で選ぶことができます。

私も最初から全てうまくいっているわけではなく今でも試行錯誤中ですが、それでも少しずつ選択して環境を整えてきた(理解者と巡り会う、内省する、情報収集する、必要ならスキル習得に励むなど)お陰で、随分生きやすくなりつつあります。

もしこの記事を読んでいるあなたがHSPに当てはまることがあったとしたら、どうか繊細で敏感すぎる自分自身のことを必要以上に責めないでほしいです。一つの個性であって、理解してくださる方は思っている以上にいます。HSPでなかったとしても、このような個性を持っている方もいるという、一つのきっかけになれば嬉しいです。

 

 

今回の記事が誰かにとってプラスになりますように。

もしよかったら、SNSやLINE公式アカウントに感想のシェアしてくださると嬉しいです。

 

|| こちらの記事も読まれています ||

HSPとの付き合い方を知ることで、HSPの自分を自然に受け入れることができた3つのステップ

HSPである私がようやく辿り着いた適職と、それを探す上での向き合い方

プリちゃん