Bonjour!
プリちゃん(@PriusShota)です!
空間装飾が大好きなアーティストである著者が
「頭の中にある、空間装飾のプロセス」について書いています。
頭の中にある、空間装飾のプロセスご紹介します

「個人で空間装飾をしてみたいけれど、どうしたらいいかわからない。。」と悩むことはありませんか?
コンセプトに合わせてインテリアや雑貨を手配し、空間をより魅力的に演出していくこと。それが、空間装飾です。
出来上がる過程までは大変な作業が多いですが、イメージに沿った形が出来上がると嬉しいですし、その空間へ訪れた方にもシェアして一緒に楽しんで頂くことができます。
ただ、はじめて空間装飾をする場合だと、何からどう始めてみたらいいかわからないですよね。。。
私は元々インテリアや雑貨を使って、内装をコーディネートすることが大好きで、自宅のアパートの一室から始まり、今では個展会場や結婚式の式場までも装飾を手がけるようになりました。
とはいっても、特別な資格は持っていなく、好きな気持ちの熱量の高さと、チャレンジ精神、あとは試行錯誤の繰り返しのみ。全く0からのスタートでした。
それでも装飾を手がけた空間へ訪れた方々から、毎回有難くも嬉しいお言葉を頂いています。
そこで今回は、「頭の中にある、空間装飾のプロセス」をご紹介したいと思います。
※この記事では予め内装は決まっていて、”装飾”にフォーカスしています。
目次
1. コンセプトを決める

どんな方向性で空間装飾をしていくのかという、骨組みの部分(=コンセプト)をまず一番最初に決めます。このコンセプト次第で、出来上がる空間もガラッと変わっていくからです。
例えば私が手がけた空間のコンセプトはこんな感じでした。
1.「温かみを感じるような、紅茶を楽しめる憩いの部屋」

2.「春の訪れを感じさせるような個展会場」

3.「Xmas Gratitude= クリスマス風で、お世話になった方への感謝を届ける空間」

漠然とした「〇〇な感じ」という希望を、少し言葉で書き足してみることで、コンセプトはすぐに出来上がります。
3つ目の「Xmas Gratitude」はお仕事の依頼で、式場装飾でした。依頼者がいる場合は、まずはじめにヒアリングをします。
そこで出た希望や、式に対する想いや背景を伺うことで、はじめてコンセプトを作ることができます。
2. 装飾イメージ・色彩を固めていく

コンセプトが決まれば、装飾と色彩のイメージを固めていきます。
私はこの「イメージ、インスピレーション集め」に、インスタとPinterest(ピンタレスト)を使って、イメージを固めます。
インスタは#ハッシュタグから検索、Pinterest(ピンタレスト)はカテゴリからイメージを見て、気に入ったものをどんどんピン(=気に入った画像を保存する)していきます。
依頼されている装飾であれば、私から「こういうイメージは希望されているのに近いですか?」とPinterestの画像を見せた上で、「依頼主に希望のイメージをピン」して頂くようにお願いします。
ピンをすることはワンタップでできるので、サクサクと希望のイメージを選んで頂くことができます。
特に要チェックポイントとしては、色彩です。同じ赤色は赤色でも、淡い色から深みのある色まであるため、依頼された場合は事前に希望の色と違いがないかチェックすることはとっても大切です。
3. 空間を視察後、ラフ案を描きプレゼン

コンセプトが決まり、イメージやインスピレーションが集まったら、それをボールペン等でスケッチブックにラフ案を描いてプレゼンします。依頼者がいるケースなら、それに色を塗るとよりプレゼンテーションが伝わりやすくなります。
ポイントとしては、「装飾を手がける空間が、実際にどんな空間であるか」事前視察してから、ラフ案を描くと良いですね。。。。!

また、空間装飾は基本的に、どこかの会場をお借りする形となるので、会場視察の時は、以下の確認事項は必ずチェックすると良いですよ。
1.会場のwebサイトを見て、どのくらいの広さがあるか。
(もしなければ、図面を頂くことができないか聞いてみる。)
2.広さはどれくらい? 装飾することを想定しながら、空間全体を体感してみる。
(もし可能ならメジャー等を用意して現地で測る、メモで残しておく)
3.装飾のNGなことは何か事前に、責任者に聞いておく。
(例えば、水や火、香り、音楽の使用、壁に釘を使っていいか等)
4.搬入・搬出時の注意点
(一人でする場合は、自身が手に持って運ぶor宅配等、業者に頼むor友人に手伝ってもらうかどうか。。。先のことを考える必要があります。。!)
5.空間のそれぞれの面をスマホでもいいので写真に残しておく。
(それら写真を何度も見返して、頭の中に擬似空間が描けるくらい鮮明に焼き付ける!)
4. 安くてオシャレな雑貨・インテリアを買い付ける

イメージ集めも終わったとしたら、自身が持っているものだけでは難しいので、予算に合わせて購入する必要が出てきます。ここが一番頭を悩ませるパートかなと思います。
しかし、日本では幸い、安くてセンスのいい雑貨やインテリアを販売しているお店は確かに存在します!
ポイントとしては、大きな家具系はできるだけ、会場にあるもので済ます。あとは、いかに小物やお花で彩っていくかを、私の中で大切にしています。
※もし依頼者やご自身の予算が高めでもOKであれば、家具も色々と新調することで、より空間の印象を大きくチェンジすることができます。

私が空間装飾時によく通うお店といえば、IKEA、ニトリ、100円ショップ、花屋、ドライフラワーのお店。
コンセプトや装飾する空間、予算によっても変わってきますが、低予算の場合でも、これらのお店で結構足りることが多いです。
特にIKEAはなんといっても低価格な上で、デザインセンスがとても良いです!例えば、花瓶系は安くて一つ49円、お洒落なテーブルナプキンも100円以下と沢山あります。。。!!
ただ、安く仕入れると言っても、「決して安っぽく魅せないようにする」ことがキーポイント。購入する時点から、手にとって他の店舗と見比べて、装飾に使うかどうか線引きをしています。
あとは日常生活を送る中で、空間装飾目的でお店へ行くことがなくても、「これは空間装飾に使えるかもしれない」と、普段から値段とクオリティをチェックし続けると良いのかなと思います。
そうすることで、頭の中に「装飾に必要なもののイメージ」も浮かびやすくなって、早く買い付けもできるようになるからです。3~5年もすれば、「〇〇の装飾イメージはこのお店に販売されていて、△△のイメージは、あのお店にこれから販売される。。」ということがわかってくるので面白いですよ。。。!
5. イメージ通りに空間演出

ここまでくれば、あとはイメージした空間を実際に演出するラストスパートへ突入。1~4までの工程を綿密にしっかり準備していけば、ほぼほぼ失敗することはないでしょう。
イメージに合わせて空間を彩っていく空間装飾は本当に楽しいことですが、事前にどれだけ細かく準備・頭の中や視察した空間で何度もシミュレーション、また限られた時間内で装飾していくことは負担も多く、大変なことだらけです。
ですが、時間と労力をかけてきた分、イメージ通りの空間が出来上がるので喜びはとても大きいです。
また何より、依頼者であったり、その手がけた空間へ訪れた方々から直接、「装飾とっても素敵!」、「ずっといたくなる空間だった!」と嬉しいお言葉をいただけることが、言葉で表せない有難い気持ちになります。。。!
喜びもつかの間、自宅の部屋でない限り、出来上がった装飾空間は、名残惜しいですが片付ける必要があります。。。。
しかし、空間自体は跡形も無くなったとしても、心を込めて装飾したその空間へ訪れた方々の心には、何年もその当時のことを覚えてくださっていたりもします。
素敵な空間で、安らぎとパワーをもらいました。
BGM、光、香り、そして近くに公園がある立地までもが、プリちゃんの作品と調和してて、まさに『心に灯す光と色彩のパレット』でしたね。— こーた@LiSAッ子リサラボっ。 (@coatajp) April 16, 2018
作品以外にも空間作りも素敵なのが印象的でした。花の香りやプリちゃんの気遣いなど全てを含めて見てほしいですねヽ(*´∀`)
— フクラムコーヒーロースタリー中の人→ Oishi’s NEXT? (@KazukiGoshima) April 15, 2018
大切なこととしては、貴重な機会をいただけたことに、依頼者や空間を提供してくださった会場様へ、感謝をお伝えすること。
その心を大切にしていれば、きっとまた巡りまわって新しい空間を彩っていくチャンスが訪れていくと思うからです。
まとめ

最後までご覧頂いてありがとうございました!今回は、「頭の中にある、空間装飾のプロセスご紹介」でした。
空間装飾という、大好きなことがいつの間にか仕事にもなっていて、もしかしたら空間装飾の経験談・主にプロセスをご紹介することは、「読んでくださる方にもプラスになるかもしれない!?」とふと感じて、ガガッと書いてみました。
少しでもこの記事が参考になると嬉しいです。。!!!もし感想などあれば、line@などでお気軽に!(ブログを書く励みとなりますので~!)
プリちゃん
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東京在住のアーティスト
『心に灯す光と色彩のパレット』
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